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新・自然遊悠学

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2015年 05月 21日

1128  新緑山釣りイワナ

 春の淡緑色、夏の濃緑色。どちらも樹木ウオッチングに欠かせない魅力を秘めている。なかせも冬眠葉を包んでいる芽鱗を破って発芽する若葉以降、次第に葉が開いていく季節となれば、山釣りイワナも本格的に渓流師の活躍するシーズンインとなる。
 今日、ブナやミズナラが新緑と成ったイワナ場を歩く。自然遊悠学の精神を支える柱である、原始林探訪の際、加えて其の場に身を樹木に委ねることを最大の喜びと幸福感を会得する。その最中に天然イワナが棲息するイワナ渓イワナと一心同体となるように山釣りを実施する。
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原始林の新緑ブナとミズナラ中心の森だ。
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ミズナラ新緑

今日のイワナ
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 最近の山釣り風景

 イワナなのいるところを下部から上流まで一気にくまなく釣行する、こんな昔風の山釣りはやらないし、今はあらかじめ決めているイワナ場まで歩き、そこである程度の良型イワナが釣れればそれでその日の岩魚釣りは終わる。従って昔風の魚止めにこだわることもない。現在、奥地であるから大型イワナが釣れることもなく、そんなイワナ神話はどこを探してもすでにこの世から、とっくの昔に釣り人のイワナ乱獲でイワナ格言はなくなった。自分の岩魚釣りはこのように時代の流れに転覆せぬよう進化し、今風のイワナ釣りを楽しんでいる。
 さらに申し上げれば、新緑の空気感、山釣りイワナの臨場感、それは其の場に身を置いた人だけに与えられた特権であり、写真で山釣りイワナ風景を再現することは全くできない。確かに写真はそのとき其の場の一瞬を的確に刻むことはできる。しかしながらイワナ場まで歩く釣り人心情、周辺風景など写真外の出来事前後は表現できない。裏を返せばそれがないから続きがあって面白いのかも知れない。、

by yuuyuugaku-ueno | 2015-05-21 17:31 | 岩魚物語


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