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新・自然遊悠学

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2015年 07月 29日

1194 オオクワカタ棲む渓山釣りイワナ

 遠征山釣りイワナ教室

 7月26日

 源流イワナ場へ、6時間。
 午後から沢へ、魚止めの奥への山越えだったが、上流部を探る。

 7月27日

 元職漁師イワナ放流ポイントへ、山越え釣行12時間。

 7月28日

 台風12号のため朝から雷混じりの豪雨、イワナ釣行中止、下山。

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オオクワカタ
日中は樹の胴で寝ているのだが、なぜか我々に姿を現す。

源流のイワナたち

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イワナを育む原始林

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イワナ渓の主役はブナ、しかし岩場の峡谷になれば、クロベやゴヨウマツの針葉樹がブナと入れ替わる。

目的地へのアプローチ

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イワナ場は遥か遠方である。

源流の巨岩ゴーロ

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上流に遡行するとイワナは小型になった。

道のない山越えルートを登る。

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山の愛嬌者

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カナカナと鳴く、カジカガエル。

源流イワナ釣行を終えて

台風10号そして12号、脊梁山地への豪雨被害を想定し、さほど影響を受けていないイワナ場へ向かう。自然遊悠学ベースキャンプ地から目的地へは6時間、半日を費やす。この地はこれまでの4年間、本流と沢のイワナ状態をある程度把握すているから、そのなかでよさそうなイワナ場を選んだ。
結果的には大型イワナのヒットはなく、目標イワナには程遠い残念な結果に終わる。けれども、目的地に棲んでいるイワナの正体、それはこの地で温泉宿にイワナを卸した元職漁師が魚止め滝以遠へつぎつぎとイワナを放流したおかげで、今日、我々釣り人を楽しませてくれた。ここで改めて先人が築き上げた新イワナ場誕生に敬意を称したい。我がパーティーは先人イワナ遺産を後世に残ってもらう意味で、釣り上げイワナはすべて再放流する。それはイワナ場の魚体がそこで生まれ、そこで棲み、そこで産卵する、そこの「居つきイワナ」へ移行中であるから、イワナ生態系システムをいつまでも継続してもらいたいからである。
それにしても毎年イワナが小型化している理由として、釣り人の源流イワナ持ち帰りが原因。釣り上げたいワナをすべてキープすればたちまちイワナはいなくなってしまう。入渓することは一向に構わないが、せめて数尾程度にとどめてもらいたいと願うのみだ。

   

by yuuyuugaku-ueno | 2015-07-29 16:03 | 教室実施報告


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