2014年 10月 01日
今日のマイタケ発生ミズナラ。 直径1m巨大ミズナラ。 1株10キロ天然舞茸がここにある。 下は崖、ネットを貼ってマイタケ落下を防ぐ。 マイタケを掘り起こす。 バールで舞茸根元を切る。 二つの離れたマイタケ6キロ。 もう一方のマイタケ4キロ。 特大カゴに入れてマイタケを運ぶ。 この場所のマイタケ狩りが終われば、馴染みのだいこん屋へ立ち寄る。 マイタケ狩り同行二人 育てて採る天然マイタケ 今日、ひたすら一本のミズナラだけを求めて山を歩く。生憎、小雨が降っている。それを強行する理由はただひとつ。マイタケを4度見置きすること20日余り、本日がベスト収穫時期だからだ。初っ端マイタケは5センチ程度、それがマイタケ根元の心材を栄養とするマイタケ菌糸の生長によって、日増しに大きくなるきのことなることをマイタケ師は経験によって知っている。 最初5グラムマイタケから、今日のマイタケは10キロ余となった巨大マイタケに変身したのである。この日がマイタケ師にとって最大な現金収入なる計算があったのだ。このようにマイタケを育てながら収穫することが、マイタケ師にとってなんとも表現しにくい、マイタケとの交情が生まれる。それは山生活者の自信であって、また誇りでもある。「これでよし。」と判断するのはすべてのマイタケ発生ミズナラには当てはまらない。ここのマイタケはすべて収穫、あるいはこの木であれば見置きできる。との一瞬の判断がマイタケ師の腕の差となるから難しい問題を含んでいる。マイタケを育てて回収する作業の命運といえる採るか身置きか。それはマイタケ場数をかなり踏んだマイタケプロでしかできない。本物のマイタケ師における真骨頂、それは隠れミズナラを何本持っているかによって決まるのだ。さらにいえば収穫量多産マイタケ発生ミズナラを何本知っているか。それによってマイタケ現金収入は決定される。 現在、天然マイタケ価値観を知る板前は少なく、個人、あるいはマイタケを知る店主にしかマイタケ卸しはできない。雪国マイタケを出す飲食店、旅館やホテルは多い。それに雪国マイタケをマイタケと思っている日本人が多数を占めていることに対して、私は失望を隠せないでいる。
by yuuyuugaku-ueno
| 2014-10-01 17:28
| きのこ自然誌
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