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2014年 07月 17日 ( 1 )


2014年 07月 17日

847 山釣りin北海道その2

 北の大地

 早朝にもかかわらず成田空港は混雑している。我々みたいなアタックザックを担いだ人はいない。今井は1年に1回、この成田を利用しているから、すんなり搭乗手続きを済ませる。それにしても昨夜の騒動のおかげで私の脳みそは眠ったまま動かない。少し仮眠したいが見知らぬ騒音があり、時間があっても眠ることはできない。そんな中、出発時間が迫ってくる。
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この飛行機で北海道へ、あっという間に北の大地に到着する、この速さは驚きを隠せない。

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千歳空港からレンタカーで目的地に向かう。

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内地にある上州屋に変えて、フッシュランドが道内各地に点在しているから、渓流釣りの不足部分を補える。

 とりあえず釣り場の偵察を済ませ1日目は早めに寝る。

 山釣り開始

 アブローチ
 5時前、予定していた場所にレンタカーを駐車、愛用のスパイク地下足袋を履こうとしたら、薮蚊の襲来を受ける。昨日の日中は蚊などいなかったのに、、、、。今井は用心よくネットをかぶって身支度を整える。私は何もないから素早くスパイク足袋を履こうとするものの、この日のために用意した新品足袋なので手こずる。この間、顔の一部は蚊の餌食となる。同行の今井もズボンの上から蚊に刺され悲鳴を上げている。
 「北海道の蚊ときたら、服の上からでも針で刺されるから凄まじい」と今井。私は蚊、アブに慣れているからさほど気にならない。
 およそ1時間、地形図に記した入渓点に着く。
 ますは腹ごしらえ、コンビニで買った弁当を食べる。

 遡行

 
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今井の出で立ち。

 ここは山親爺ことヒグマの生息圏内、とりあえず名刺がわりにフッシュランドで買った爆竹を鳴らす。体重300キロをオーバーするヒグマに出会ってしまえばなすすべはない。仮にヒグマの登場となった場合、二人のうち普段から高栄養化のある食品を摂取している今井の方が、栄養失調寸前の私より美味そうに見えて早く食いつくから、その際に大岩でヒグマまの頭部に一撃をお見舞いしてやることが、山ガイドとしての私の役目となる。
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新しい、かなり大きいヒグマの足跡。
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北海道らしいラワンブキ。
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以前、フキをまといエリマキトカゲと言った釣り人を思い出す。

 チョークストリームのように蛇行しながら流下する渓流を休むことなくひたすら歩くこと3時間、予定していた地形図にある小沢の出会いから待望の釣り準備をする。

 フッシュオン

 北の大地にふさわしい渓流釣に似合う、フッシュオンと大物釣りで慣らした作家、開高健にあやかり縁起を担ぐ。釣り手は今井名人だ。
 意外だ。第一投目に今井はアタリをモノにする。なんとロッドを曲げながら横ばしり。これも意外だ。二つの意外が重なり竿をためる。野郎の正体は何者なんだ。
 「でかいニジマス」と今井。私は想定外の渓魚に戸惑いいっぺんにエネルギーが抜けていくのを感じる。本州からここまでやって来たのに、外道のニジマス登場に面食らってしまう。25年前,ここでの山釣りで釣果はイワナ一色だったのに、、、、。
 今井は同一大淵で3尾のニジマスを釣り上げる。それは丸々太った大型ニジマスで体側にレインボー朱点が鮮やかに光っている。

 待ち望んだイワナ

 尺を超えるニジマスに閉口しながらイワナのあたりを待つ。それは混生する淵のポイントをやや下部に求めれば決着がつく。イワナはいた。今井のロッドが再び大曲がり。奥え奥えと引き込むアタリでイワナと思える引きを伝えた。
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45センチぐらいのイワナ。
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魚はすべて元の流れに返す。

 超大型ニジマス
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今回最大の渓魚50センチニジマス。
本来であれば、この渓魚がイワナだったのに残念だ。
記念撮影を嫌がる今井を説得して写す。

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淵で悠然と泳ぐニジマス。

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居つきイワナ。
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40クラスイワナ。
ニジマスに餌を横取りされてしまからイワナは痩せている。
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イワナはかなり大きい。
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流れに帰るイワナ。

 最終目的地

 イワナの終点、遡上止め滝を探り終えて山釣りは終了する。今井はニジマス攻撃に耐えながらイワナを釣った。予定していた50センチイワナには及ばないイワナであったが、それは予定外のニジマス放流のおかげだから止むを得まい。それと今井の竿さばきは上々、1年に1回程度の渓流釣をやっていたらしいが腕は若いころとさほどはわることなくアタリを取っていた。そレとは正反対、私の山釣りは寝不足そして想定外ニジマス放流におかげで、最悪の釣りであった。
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釣り場終点にて。

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北の大地らしいトドマツ原生林は健在だった。

 下山

 
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家一軒分を煙に変えた今井。寝不足に負けない山釣りをやった立派な人。

 4時間かけて下山、何故ニジマスなのかと考えながらの行動だったおかげで、2度転倒。やりきれない思いが募る私にとって最悪の山釣りだった。


 明日へ続く。




  
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by yuuyuugaku-ueno | 2014-07-17 11:50 | 岩魚物語